睡眠不足はお肌に影響を与え、クマもでやすくなりがちです。
しかし、ただ眠れば肌の状態が回復するというわけではありません。では、お肌に良いのは一体どのような睡眠なのでしょうか?
今回は、睡眠の質と美肌の関係性について、肌悩み相談室編集部よりご紹介します。。
睡眠は脳と肉体を疲労から回復させるためにとても重要です。
睡眠不足に陥ると、疲労感を感じやすくなる、病原菌から体を守るための免疫力が低下する、ストレスを感じやすくなるなどの悪影響が出ます。
また、寝不足の状態が続くことで、血行も悪くなり、体の冷えやむくみを引き起こしやすい状態に。
健康的な肌を作るために必要な栄養素は血流にのって全身へ運ばれます。血流は不要となった老廃物を回収して体外へ排出する役割も持っているため、寝不足になることで肌が栄養不足に陥るだけでなく、美容の天敵である老廃物がたまりやすい状態をもつくりだしてしまうのです。
人間の細胞は古くなったり傷ついたりすると、新しい細胞と入れ替わります。
そのために、睡眠は欠かせません。良い睡眠をとった日の肌は、なんとなく調子がいいと感じる人が多いのではないでしょうか。
美肌作りには皮膚の弾力を作っているコラーゲンの存在が欠かせませんが、コラーゲンは眠っている間に分泌される成長ホルモンによって合成されます。コラーゲンが失われると、皮膚だけでなく関節の働きにも影響を及ぼします。
睡眠不足や睡眠の質の低下によって、美肌や健康的な体の維持が難しくなってしまうということですね。
美肌を作るために欠かせない睡眠ですが、ただ眠っただけで肌の状態が回復するわけではありません。
美肌を作るためには、睡眠の時間に目を向ける必要があります。
成長ホルモンは眠っている間中均一に分泌されるわけではなく、眠り始めてから3時間前後で分泌量がピークに達するといわれています。少なくとも、眠りについてから3時間は目覚めることなく睡眠をとる必要があるということです。
成長ホルモンの分泌量は加齢とともに低下するため、年齢を重ねるほど意識して睡眠の質を向上させることが重要です。
眠る直前に入浴したり、テレビやスマホなどの画面を見たりすることは交感神経を活発にし、眠りにつきにくくします。また、締め付けが強すぎる衣類を着て眠るのは血行を悪くし、快適な睡眠を妨げてしまうので注意しましょう。
(肌悩み相談室編集部)