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ニキビの原因「アクネ菌」の性質って? 誰の肌にもいるって本当?

DATE:
2016.06.23
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一度治ったと思っても、何度も繰り返してしまうニキビ。

炎症を起こして「赤ニキビ」になってしまった場合などは、メイクもままならなくなってしまいますよね。

そんなニキビを引き起こす原因は、ストレスやホルモンバランスの乱れ、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりなどさまざま。

さらに、「アクネ菌」という菌が繁殖することでニキビはどんどん悪化していってしまいます。

今回は、ニキビ予防のために覚えておきたいアクネ菌の性質を肌悩み相談室編集部よりご紹介します。

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アクネ菌は常に肌に存在している?

ニキビの原因として知られる「アクネ菌」は、正式名称を「プロピオニバクテリウム・アクネス」と言い、普段から肌に住み着いている常在菌です。

つまり、ニキビがない方の肌にもアクネ菌は少なからず存在しているということ。

では、いったいなぜニキビができる場合とできない場合があるのでしょうか?

 

アクネ菌には善玉菌と悪玉菌の2種類が存在し、善玉菌は肌のphを弱酸性に維持してその他の病原菌の繁殖を抑えてくれています。

しかし悪玉菌は、毛穴に潜んで皮脂をエサに増殖し、「リパーゼ酵素」をつくりだしてしまいます。

リパーゼ酵素によって分解された脂肪が「遊離脂肪酸」という物質を生みだし、この遊離脂肪酸が毛穴を刺激することでニキビが悪化していくのです。

 

アクネ菌がニキビを悪化させる原因とは

先ほどお話ししたように、アクネ菌は誰の肌にも存在している菌です。

以下の2つの条件が揃った場合にアクネ菌はニキビを発生・悪化させてしまいます。

 

毛穴の詰まり

アクネ菌は、空気に触れることを苦手とする嫌気性の細菌です。

そのため、空気に触れやすい環境では増殖することはありません。

角栓によって毛穴が詰まり、空気に触れない環境になることで増殖していってしまうのです。

 

肌のバリア機能の低下

肌のバリア機能が低下すると、肌を保護しようと表面に皮脂分泌が促されます。毛穴が詰まった状態で皮脂が過剰分泌されてしまうと、毛穴の内部に皮脂が閉じ込められてしまうことに。

アクネ菌の住み着いた毛穴内部にエサとなる皮脂が溜まっていくことで、さらなる増殖を招きます。

 

頑固な赤ニキビを予防するためには、この2つの条件が揃わないようにスキンケアを行うことが大切なのです。

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アクネ菌の増殖を防ぐために

ニキビ予防で大切なことは、「角栓の詰まった毛穴」という環境をアクネ菌に与えないこと。

丁寧な保湿ケアで、毛穴詰まりや皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。

また、皮脂は、ストレスを感じた際に分泌されやすくなっています。

心身共にストレスフリーな環境を心がけて過剰な皮脂の分泌を防ぎ、頑固な大人ニキビを予防しましょう。

(肌悩み相談室編集部)

 

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