井上先生のポイントにもありますように、女性なら誰もが気になる、お肌のシワ。
毎日ケアに励み、少しでも若々しいお肌をキープしようと努力している方も多いでしょう。
シワには大きく分けて3つの種類があります。それぞれ全く異なる原因によってできるもので、当然そのケア方法も全く異なるものです。
今回は、毎日のスキンケアに役立てたい種類別のシワの原因について肌悩み相談室編集部よりお届けします。
ちりめんジワとは、織物の「ちりめん」のように細かく寄り集まったシワのことです。
角質層の水分がなくなって乾燥した状態になるとお肌の表面からハリが失われ、風船のようにしぼんでしまいます。その時にできてしまうのが、このちりめんジワ。
乾燥によるものですので若い方でもなりやすく、その分お肌に水分や油分を与えてあげれば比較的すぐに解消することもできます。
目元や口元などに多くできるので、普段から重点的に保湿をするようにしましょう。
効能評価試験済みの製品なら、乾燥小じわにアプローチできるものもありますので、その表記があるものを選ぶのもひとつです。
眉間や目尻など、表情を作った時にシワが寄りやすい部分にできるシワが表情ジワです。
顔には無数の表情筋があり、それが収縮したり緩んだりしながら表情を作っています。
普段ならば表情を元に戻せば表情筋の伸縮性によってお肌も元通りになるのですが、眉間にシワを寄せるなどの表情癖によって何度も同じところにシワが作られてしまうと、徐々に真皮層にまで固定されるようになってしまうのです。
表情ジワをなくすためには表情癖をなくすことが大切になります。ついつい眉間にシワを寄せてしまう方ならばストレスや心配事をできる限り解消するよう心がけましょう。
スキンケアの際にはシワを伸ばすように指で広げ、美容液などをシワの奥まで塗りこむようにしてください。その時はくれぐれもこするように塗らないよう気をつけましょう。お肌への摩擦はかえってシワを深くする原因になってしまうこともあります。
ちりめんジワや表情ジワをそのまま放っておくと、最終的にたどり着いてしまうのが真皮ジワです。
お肌の土台である真皮は、コラーゲンなどの繊維によってできています。これらが弾力性を有していることで皮膚が支えられ、お肌がハリのある状態に保たれるのです。
しかし、真皮の弾力性は加齢や紫外線などによって徐々に衰えていきます。今までは深く刻まれなかったちりめんジワや表情ジワが真皮が弾力性を失うことによって深くなり、真皮ジワとなってしまいます。
真皮ジワを増やさないためには、何よりも紫外線対策に力を入れるようにしましょう。スキンケアによってコラーゲンなどを真皮に補充することも大切な予防法の1つです。
また、表情筋の衰えによって顔の皮下脂肪がたるんでしまった結果、深いシワが刻まれてしまう場合もあります。表情筋エクササイズなどで表情筋を鍛えるのも効果的な対策のひとつです。
若々しいお肌をキープするためには、シワの原因に合ったケア方法を選ぶことが大切です。
適切なケアで、いつまでもハリのあるすべすべのお肌を手に入れてくださいね。
(肌悩み相談室編集部)