小ジワができるのは「歳だから仕方ない」と加齢のせいにしていませんか?
実は、夏の季節に降り注ぐ強い紫外線や、クーラーなどで肌の乾燥が起こり、小ジワの原因になることも多いのです。
今回は、夏に行いたい小ジワ予防の対策について肌悩み相談室編集部よりお話します。
鏡に写った自分の顔を見て、昔と比べると小ジワが増えてきたと感じる方も多いでしょう。
肌は、真皮層にある「コラーゲン」「エラスチン」等からできた繊維によって弾力が支えられていますが、加齢によってこのコラーゲンやエラスチンは減少するため、小じわができてしまうのです。
しかし、小ジワを生む原因は加齢による繊維の減少だけではありません。
加齢以外の外的要因によって生まれる小ジワは、しっかりと対策を行うことで予防することが可能です。
加齢以外で小ジワの元となる主な原因2つと、それぞれの対策方法をご紹介いたします。
小ジワを生む外的要因の1つは「紫外線」です。
紫外線にあたると、コラーゲンが小さく切断されてしまいます。
さらにエラスチンも変性してしまうため、肌のハリや弾力が失われてしまうことに。
若いうちはコラーゲンが切れてしまっても再生能力があるため問題ありませんが、年齢を重ねると共にコラーゲンの再生能力が弱まってしまうため、小ジワの原因となってしまうのです。
洗濯物を干すだけだから、近所に買い物に行くだけだからと、紫外線対策をさぼるのは危険です。
ほんの少しの時間でも紫外線の影響を受けてしまうため、常に紫外線対策を行っておくよう心がけましょう。
紫外線は年中降り注いでいるので、夏だけでなく、一年中UVカットの化粧品を使ったり、帽子をかぶったりすることが大切です。
また、紫外線対策に効果的な食べ物を取り入れることもおすすめです。
ビタミンを多く含んだみかんやいちごなどの果物、かぼちゃなどの緑黄色野菜、納豆などを積極的に摂取しましょう。抗酸化作用のあるトマトも紫外線対策に有効ですよ。
小ジワを生むもう1つの外的要因は「乾燥」です。
肌が乾燥することで、角質層の表面が乾いてはがれたり、隙間ができたりしてしまいます。
隙間からどんどん水分が蒸発することで皮膚が硬くなり、小ジワの原因となるのです。
中には、自分は脂性肌だから常に肌は潤っているのでは? と感じている方もいるかもしれませんが、実は逆です。脂っぽいのは、肌が乾燥から身を守ろうとしているからなのです。
脂性肌の方でも油断せず、保湿効果の高い化粧品を使用するようにしてください。
夏は空調の効いた涼しい部屋で過ごす時間も多くなりますが、空調の効いた部屋は空気が乾燥しているためとくに注意が必要です。
デスクワークなどで一日中涼しい室内にいる方は、スプレータイプの化粧水などを活用して定期的に肌に水分補給をしてあげましょう。
夏に気を付けたい小ジワを生む外的要因2つをご紹介いたしました。
小ジワのない若々しい肌でいるために、規則正しい生活を心がけて肌の健康を保ち、紫外線と乾燥にもしっかりと対策するようにしてくださいね。
(肌悩み相談室編集部)