目の下のクマは、その原因ごとに「青クマ」「黒クマ」「茶クマ」の3つのタイプに分けられます。
自分のクマがどのタイプなのかは、以下の方法で見分けてください。
まずは目尻を優しく横に引っ張ります。
その時のクマの状態はどうなっていますか?
皮膚を引っ張ってもクマが動かない場合は、皮膚の下にある静脈の色が見えている「青クマ」です。
皮膚を引っ張るとクマの色が消えて見えなくなる場合は、下まぶたのたるみによる影が原因の「黒クマ」です。
皮膚と一緒にクマも引っ張られて動いている場合は、色素沈着による「茶クマ」です。
クマを解消するためには、タイプを見極めてそれに合った対策をする必要があります。
それぞれのクマの原因と対策は以下を参考にしてください。
青クマの原因は、疲れや睡眠不足による目元の血行不良です。
目元は皮膚が薄いため、血液の滞りが皮膚の上からでも青黒く見えてしまいます。
改善するためには、目元の血行を良くすることが重要です。
蒸しタオルと冷たいタオルを交互に当て、血行を促進してあげてください。
目元用の美容液などマッサージもできるテクスチャーのものでやさしくほぐすのもおすすめです。
黒クマの原因は、加齢による下まぶたのたるみやシワ、そして顔のむくみです。
たるみやシワが目元に影をつくることでクマのように見えてしまいます。
たるみの改善に効果的なのは眼輪筋のトレーニングです。
目をギュッと強く閉じて5秒間キープした後、ゆっくりと力を抜き、眉毛を持ち上げるように大きく目を開くというエクササイズを、入浴後などに行ってみてください。
むくみやすい体質の方は、冷たいものを飲み過ぎない、空調の効いた部屋に長くいないなど、日頃から冷えに気を付けることが大切です。
たるみ用の美容液などで下から上に塗りこむようなハリ対策のスキンケアを取り入れることもおすすめです。
茶クマの原因は、皮膚への刺激による色素沈着です。
目元の皮膚は非常に薄く、摩擦などのダメージにとても弱くなっています。
クレンジングの際に目元を強く擦ってしまっている方は注意してください。
アイメイクは専用のリムーバーを使ってやさしく落とすようにしましょう。
また、紫外線が当たることでも色素沈着が起こる可能性があるといわれていますので
普段からUVケアを行うようにしましょう。
色素沈着が原因の茶クマは、他の2つに比べると解消が難しくなってしまいます。
現状を維持し、さらなる色素沈着を予防するための紫外線対策を徹底してください。
クマができてしまったら、それぞれのタイプに合わせた対策で解消・予防に努めてくださいね。
目元のくすみ用の美容液をとりいれるのもおすすめです。
メイクで隠す場合は、ファンデーションを重ね塗りするのではなく、コンシーラーを丁寧に塗ってから薄くファンデーションを塗ったほうが自然に見せることができますよ。
(肌悩み相談室編集部)
顔の見た目年齢を上げてしまう原因と言えば、シミやシワ、そして目の下のクマなどがあります。
なかでも目の下のクマは、年齢に関わらず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
クマの原因は疲れや睡眠不足だと思われていますが、実は別の原因でできるクマもあるのです。
「疲れもなく、十分な睡眠をとっているはずなのにクマが消えない」という方は、別の原因があるかもしれません。
今回は、クマの種類とそれぞれの原因について肌悩み相談室編集部よりお話しました。